無錫旅情と言えば、尾形大作という世代である。今年の3月に華南、華中に会社から出張の機会をもらった。
歌詞は
君の知らない 異国の街で
君を想えば 泣けてくる
俺など忘れて 幸せつかめと
チャイナの旅路を 行く俺さ
上海蘇州と 汽車に乗り
太湖のほとり 無錫の街へ
今は新幹線ですぐに到着するので、あまり泣けてくるほどの時間はないようにも思う。実は無錫というよりは蘇州がお気に入りになってしまった。広州などの華南にはない品のある建物、フランス風の雰囲気が漂う日本人としての憧れが凝縮された街並みだと思う。蛇足ではあるが、韓雪という歌手の出身がここであるというのが、さらに好きにさせている。太湖が見たいと言っていたら、無錫の業者の方と一緒に入ったレストランのすぐ後ろがそうだと言われて、あまり感激しなかったが、思い返せば昭和初期の時代がえりが憧れを呼んでいるのかもしれないと思った。少々高めのホテル(酒家)に宿泊したが、電力事情があまりよくないのか、2度ほど停電があった。日本の電力会社は意外にしっかりとしたサービス体制なのだと少し思った。
グループ会社が蘇州には3社ほどあり、従業員はどうかと尋ねれば、すごく優秀で、少しでも条件がよいところがあればやめていくらしい。特に旧正月の休暇の時は、1/3ほどが条件のいいところに移るか、田舎に帰るらしい。ここの課長が「うちの社員は会社が好きだから大丈夫」と言っていたが、給与水準は少し他社より低いらしい。
しかしながら、上海も蘇州もものすごい大都市である。九州アイランドの海の向こうに摩天楼がそびえているとは、とても思えない。すぐそこなので、今度は仕事ではなく、歴史散策を目的に家族と行ってみようかと計画を練っているこの頃である。